ChatterModel用のイラストについて
ChatterModel用のイラストを担当していただくイラストレーター様とそのご依頼主様へ
Live2Dイラストを制作するときの注意点とパーツ分け箇所について説明します。
ChatterModelについての説明とご依頼はChatterModelご依頼ページをごらんください。
ChatterModelは現在開拓中のモデル形態分野です。
Live2D公式などからの資料が無く、VTuber用のパーツ分けと違う点も多くなっています。
担当していただくイラストレーター様への指示が曖昧だと困ると思い、このページに全てまとめました。
「この場合はどうするの?」等の質問があれば随時追記していくのでページ一番下のフォームからお送りください。
ご依頼タイプはご依頼主様からお伺いください。
Aタイプ・Bタイプのご依頼
Cタイプのご依頼
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Live2D用イラスト制作の注意点とお願い
*すずたがLive2Dを担当する場合に限ります
ポーズや構図について
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ある程度のポーズと感情表現アリを推奨します。
一般的なVTuberモデル通りの左右対称・棒立ち・真顔でも制作は可能ですがそのままぴょんぴょん動きます。
ChatterModel制作例や「PNGTuber」等をご検索の上、ご依頼主様とご相談ください。
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ある程度の煽り、俯瞰の構図に対応します。
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小物持ちの動きに対応します。
本、キーボードやコントローラー、飲食等の動き付ができます。
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簡単な背景パーツの動きに対応します。
クッションや音符等のエフェクトを想定しています。
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特殊な動きやギミックを希望している場合は構想段階・ラフ段階などで一度ご相談ください。
パーツ分けについて
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基本的に、できる範囲・依頼の範囲で構いません。
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すずた (もしくはアシスタントさん) がプラスで分ける、書き足すことがあります。
その際、多少色味やレイヤー順などの表現が変化することがありますが可能な限り元のデザインを損なわないようにします 。
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ここはこう動かしてほしい等ありましたら参考として描き入れていただけると幸いです。
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このページのパーツ分けガイドに記載していない部分でも、パーツ分けが必要であると判断した場合には分けておいてもらって構いません。
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パーツ分け時のレイヤー名はざっくりの命名で構いません。ただし、同じ名前のレイヤーが無いようにしてください。
例えば、「右上まつげ1」「右瞳孔」「右ハイライト1」は「右目1」「右目2」「右目3」で大丈夫です。
レイヤーコピー時に「~のコピー」ではなく数字が追加される設定にするとレイヤー名が短くなって見やすいかもです。
データについて
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カラーモードは「RGB」「8bit」、カラープロファイルは「sRGB」で制作してください。Live2D に導入した際に色味が変わってしまう可能性があります。設定方法など、詳しくは以下を参照ください。
PSD作成上の注意点 | Editorマニュアル | Live2D Manuals & Tutorials
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乗算・加算をお使いいただけます。加算は ClipStudio で言うところの加算(発光)の色味。そのほかのレイヤー効果は使えませんので書き出し時に結合してください。
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可能であればレイヤーグループの階層は4階層までの状態で納品してください。
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納品時にパーツがはみ出ていても、ここはこのパーツに合わせてクリッピングしてほしい等のメモがあれば大丈夫です。(もちろんクリッピング機能で消していただいても大丈夫です。)
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もし ClipStudio を使われていれば、.clip データでもいただけると幸いです。(不透明度などが変化するため)
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レイヤー自体の不透明度を変更している場合、乗算加算使用の場合は、Live2D 導入時にリセットされる場合があるのでレイヤー名に 「不透明度80%」「乗算」等と付けたり、メモレイヤーがあると助かります。
ChatterModelのパーツ分け箇所
よくばりやちぃさんと制作した作品を例に、各部位に分けてパーツ分けをして頂きたい箇所を説明します。
AタイプとBタイプの違いは目と口のパーツ分けのみで、Aタイプは目を細かく分けていただき、Bタイプは全ての差分を用意していただきます。(Bタイプのほうが負担が大きい印象です。)
目のパーツ分け
Aタイプ
AタイプはVTuberモデルのようにシームレスにまばたきや瞳を移動させます。
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まつげや瞳、ハイライトなど細かくレイヤー分けしてください。
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表情差分がある場合はガイドを用意してください。
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ガイドは結合状態、もしくは線のみやラフ状態でも大丈夫です。
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可能であれば追加ガイドとして、別状態の目(移動場所の参考)/閉じ目などもお願いします。
Bタイプ
Bタイプは画像を切り替えることで表情を作ります。
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瞳の移動、閉じ目、表情差分時の目など動きが想定される全ての差分を用意してください。
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化粧や影などが髪や肌のレイヤー順に干渉する場合はその部分も分けてください。
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滑らかな動きで瞬きをしないので、特殊な閉じ目などにもできます。(><など)
口・顔のパーツ分け
口のパーツ分け - Aタイプ
Aタイプはシームレスに閉じ口や発音による動きをしますが、パーツ分けが難しいのでモデラー側で分けます。
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閉じ口/開き口を用意してください。ここから母音に合わせて口を作るので、歯が無しだと簡単に制作できます。
(ギザ歯など、必要なのであればぜひ描いてください。) -
表情差分がある場合はその時の口も用意してください。(開いている口が違う場合そちらも)
口のパーツ分け - Bタイプ
Bタイプは画像を切り替えることで表情を作ります。
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閉じ口/いの口/うの口/あ、えの口/を用意してください。
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表情差分がある場合はその時の口も用意してください。(開いている口が違う場合そちらも)
顔のパーツ分け
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眉毛は左右に分け、表情差分があれば別に用意してください。
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肌のパーツは鼻、頬色など分ける必要はありません。
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髪は、前髪/横髪/後ろ髪に分け、房ごとや髪飾りなどは別にしなくても問題ありません。
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影を肌にクリッピングする場合は別にしてください。
身体のパーツ分け
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基本的に胴体は1パ ーツで問題ありません。(尻尾や羽、大きな胸などは別でお願いします)
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両腕とそれに付属する揺れそうなパーツは分けてください。
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動きをつける想定の指や小物などは細かく分けてください。
一枚絵から制作させていただく場合の確認事項
既にある一枚絵のイラストからパーツ分けをしてChatterModelを制作させていただく際には、イラストを制作したイラストレーター様から許可を取るようお願いしています。その際の参考と注意点を記載します。
ご許可いただけましたら、イラストの魅力を引き立てられる動きを考え、精一杯丁寧に制作させていただきます!
一枚絵からパーツ分けした例
ねり悶さんに描いていただいたイラストからパーツ分けをして制作したChatterModelです。
パーツ分けに関する確認事項
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顔のパーツ等は細かく分解します。
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半透明部分が、不透明度0に変更される場合があります。
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細かい線の表現や塗り方の表現が変わる場合があります。
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イラストに使われているカラープロファイルがLive2D推奨のものと違う場合、色味が変わることがあります。
イラストレーター様へ、ご依頼に関する確認事項
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現在、ご依頼者様へは、イラストレーター様に許可をいただいたあとにChatterModelご依頼の連絡をすることをお願いしております。ご許可いただけた場合でも、納期や料金、その他の事情から最終的にお受けしない可能性があることをご承知ください。
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特にご要望がない場合、すずた側からの公開時にはイラストレーター様のX(Twitter)を紹介させていただきます。
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公開前に作品をチェックしたいなど、許可に条件がある場合や特記事項がある場合は合わせてご依頼者様へお伝え下さい。
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トラブルを避けるため、連携イラストレーター様以外のイラストレーター様との全てのやり取りは、ご依頼者を通してさせていただきます。